今回は、I2S規格のADC(CS5343)とDAC(CS4344)を試してみました。
この2つのICを載せたPmod I2S2というボードを昨年6月に見つけたのがきっかけです。
ボードの価格がちょっと高め(?)でしたので、個別に探したところ、DACのボードは見つかったのですがADCはIC単体しかありません。
一応念のために、DACのボードと、IC単体としてADCとDAC両方を注文。昨年9月はじめに届いていました。
ネットで見つけたプログラムはSTM32F4_Discoveryを使用しており、ちょうど手持ちに同じものがありましたのでそれを使うことに。
実験はブレッドボードにADCとDACの基板を載せてSTM32F4ボードと接続。
プログラムをBuildしてボードに書き込みましたが、まったく動作せず。
原因の切り分けのため、ADC,DACをそれぞれ単独でチェック。結果なんとかうまく動作しましたが、結構時間がかかりました。
・ADC(CS5343)
AD入力をFFTしてUARTでパソコンに送信。PC側でそのデータを表示。ネットで見つけたプログラムです。
ソフト、ハード、両方をいろいろ検討して動作しはじめました。ひとつ前進です(笑)。
500Hzと15kHzの2信号を入力し、PCに周波数毎のデータをバーグラフで表示。全体にノイズが多いですが、一応動作しています。
・DAC(CS4344)
こちらはICが載ったボードを使用していますので、ハード面では基板の入力端子に正しく信号がきているかのチェックだけで、ソフトばかりを気にして延々とチェック・・・。やっと動作開始しました。おかげさまでソフト面をいろいろと勉強することができました。Hi!
動作NGのときの出力波形。変なパルスが出ています。
動作し始めた波形。サイン波を出力しています。
ようやく次は、
・ADCとDACを組み合わせたFIRローパスフィルタ。下段が入力波形。上段が出力波形です。
1kHz入力時
3.5kHz入力時
ノイズが多いですが、一応動作しています。
これで、どうにか入出力に関してはクリアできたかなと思います。
気分スッキリとしたところで、
さて、次は何を???
JA1VXQ,bin